2011年12月15日木曜日

TORAZI MAYEDA




















妻の母方の親戚に前田寅次(まえだ とらじ 1875-1935)というLos Angelesで活躍した写真家がいて、ここ10年ネット検索して彼の名前を見つけたら本を注文したりしていた。1986年JICC出版から出版された「日本人写真家たちの航跡」という本の著者であるデニス・リードとも、妻がコンタクトを取りメールのやりとりをし情報を交換したりしていた。前田寅次は日本のメディアではまったくの無名写真家だが、ネット検索(海外での表記はTORAZI MAYEDA)すると海外ではかなりヒット(妻がFrickrにあげた彼の写真を始め海外ギャラリーの収蔵など多数!)する。以前東京都写真美術館に出向いて調べてもらったが、前田寅次に関する情報は得られなかった。それでは日本カメラ博物館の蔵書はどうかと先日問い合わせてみると、日本カメラ博物館の白山さんより「蔵書に4冊前田寅次の写真が…」という情報を頂いたので、妻と二人で閲覧に行った。掲載誌は1926年・1928年・1929年・1932年の発行の「PHOTOGRAMS OF THE YEAR」という本で、出版元はGREAT BRITAIN 。それに裏表紙や中にも、ILFORDのフィルムや印画紙やフィルター等の広告が多数あった。そして写真を始めた頃からの知り合いの本橋さんに、谷野氏を紹介して頂く。コピーを取り現在開催中の、「中山岩太 安井仲治 福原信三 福原路草」ーペンタックスギャラリー旧収蔵品展ーを見る。圧倒的に、安井仲治の作品が素晴らしかった。

0 件のコメント:

コメントを投稿