2012年3月6日火曜日

フェリーチェ・ベアトの東洋




















今日から東京都写真美術館で開催の、
「フェリーチェ・ベアトの東洋」と
「幻のモダニスト-写真家 堀野正雄の世界-を見てきた。
ベアト(1832-1909)作品はじんわり凄さが伝わって来てとても得るもの多く、
1枚1枚丹念に見て回る。
現像液を使わない鶏卵紙のアンバーな色合いと、
細部までクリアに描写された映像に圧倒される。
ベアトが記録という枠に収まらず、
使命感を持って撮影することに徹していた様な印象を受けた。
そして初期作品(1855-57)はリトグラフのような描写で、
すでに写真が完成の域にあることに驚愕する。
また出展作品のリストだけではなく、
各ブロックごとに内容伝える英文とに日本文で
チラシが置かれていているのが良かった。
さて「幻のモダニスト」はというと、
作品がどうのと言うより
「犯罪科学」という堀野氏が撮影していた
雑誌のブックデザイン(写真の構成など)が斬新で、
デザインをやっている人たちが見ると
面白いのではと…。

RICOH CX3

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